ロサンゼルス・ドジャースが深刻な投手陣崩壊の危機に直面している。5月14日現在、主力投手のブレイクスネル選手を含む14人が故障者リストに名を連ね、チームは苦境に立たされている。その中でも特に影響が大きいのは、日本の若き才能、佐々木朗希投手の長期離脱だ。

佐々木投手は5月14日に右肩の故障で戦線を離脱し、当初は6月下旬の復帰が期待されていた。しかし、6月に入ると彼の状態は悪化し、投球練習を行わない「ノースロー」の状況に逆戻り。現地メディアは、球団が描いていた早期復帰のプランが完全に崩れ去ったと報じている。

ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は会見で、今シーズンは佐々木投手抜きで計画を立てる必要があると述べ、今期中の復帰が絶望的である可能性を示唆した。また、怪我の詳細については「本人に聞いてほしい」と発言し、選手と首脳陣の間に円滑なコミュニケーションが欠如していることを示唆している。

チームは7月31日のトレード期限までに新たな投手の獲得を目指す方針だが、唯一先発として期待できる大谷翔平選手に対しては、復帰プランを前倒しする必要が生じている。ネット上では、佐々木投手の影響で大谷選手の負担が増えることに対する懸念の声が上がっている。

このような状況は、ドジャースにとってまさに疫病神とも言える。選手間の信頼関係が揺らぎ、チーム全体の士気にも影響を及ぼしている。ファンや関係者は、今後の展開に注目している。