大人気の「Nintendo Switch2」が発売されてからわずか4日で世界販売台数350万台を突破した中、フリマサイトでは悪質な転売が相次いでいることが明らかになりました。任天堂は、抽選販売の厳しい条件を設けるなどして転売対策に力を入れてきましたが、悪質な出品が横行している現状には憂慮の声が上がっています。
最近の出品では、Nintendo Switch2の国内専用モデルの写真が掲載されているものの、説明欄には「送られてくる商品は写真のみの可能性がある」といった注意書きがされているものが見受けられます。販売価格は5万3500円と設定されていますが、実際には本体ではなく空き箱や画像のみが送られてくる恐れがあるため、消費者の間で混乱を招いています。
さらに、49万8000円や29万円といった高額な出品も存在し、すでに売り切れとなっているものもあります。SNS上では、「説明文に罠がある」といった注意喚起が広がり、悪質な出品に対する警戒が強まっています。中には、実際の本体ではなく「Nintendo Switch2の絵を配送します」といった内容の出品もあり、消費者を誤解させる恐れがあるとの指摘もあります。
法的には、商品説明が明確であれば詐欺には該当しないとされていますが、写真以外のものが付属しないと説明する出品が曖昧であれば、法的問題が生じる可能性もあると専門家は警告しています。このような状況下で、消費者はフリマサイトを利用する際に、特に注意が必要です。任天堂は、今後も運営会社と連携し、転売防止策を強化していく方針です。