大手米卸が緊急声明を発表し、米価格の急騰に対する疑念を強く否定した。特に、小泉農水大臣が「営業利益が前年の500%に達した」と指摘したことが背景にある。声明では、米の価格上昇は記録的な気象による収穫量の減少と供給不安による消費者の買い占めが原因であり、意図的な市場操作は行っていないと主張している。さらに、同社は食品卸業者としての社会的責任を強調し、安定供給に努める姿勢を示した。
しかし、専門家はこの説明に疑問を呈している。米の価格が高騰する中で、流通業者の利益が農家に適切に還元されていない可能性が指摘されており、消費者の負担が増す一方で、卸業者の利益が増大している現状に対する不満が高まっている。市場の健全性を維持するためには、透明性と公平性が求められる。