日本水泳連盟が衝撃の声明を発表しました。エンハンスゲームズが引き起こしたドーピングを認める国際大会に対し、同連盟は参加選手を一切排除する方針を決定しました。この厳しい対応は、都内で開催された理事会で正式に確認され、クリーンなスポーツの精神を守るための断固たる姿勢が示されています。
エンハンスゲームズは、薬物使用を容認する大会として物議を醸しています。5月に米ネバダ州で開催が発表され、元世界王者の選手たちが出場を表明し、ドーピングを疑われる環境の中で世界記録を更新する選手も現れました。これに対して、日本水連の金子秀住理事は強い怒りを示し、「選手の命が危険にさらされる大会に、何の意味があるのか」と厳しく批判しました。
日本水連は、エンハンスゲームズに関与した選手やコーチ、トレーナーに対して登録資格の停止など厳しい処分を課す方針を示し、他の団体や選手への通達も予定しています。「ドーピングを認めること自体がスポーツマンシップに反する」とし、選手たちの健康と命を第一に考える姿勢を貫くことを誓っています。
この大会がもたらす危険性は、選手の健康リスクや倫理的な問題を含んでおり、短期的な記録更新のために選手が犠牲になること自体が許されないという見解が広まっています。日本水連の方針は、ドーピングを含む大会に対する明確な拒否を示し、スポーツの未来を守るための重要な一歩と言えるでしょう。