米の値上げが続く中、備蓄米の販売が始まったが、米専門店からは悲鳴が上がっている。競争入札で放出された備蓄米が安価で販売される一方、従来の高値で仕入れた米が売れ残る事態が発生しているのだ。東京都内の店舗では、安価な備蓄米を求める長蛇の列ができる一方、他の専門店では客足が遠のき、売れ残りが続出。消費者からは「自業自得」や「転売ヤーと同じ末路」との厳しい声も上がっており、業界の混乱が深刻化している。

専門店の代表は、「高値で仕入れた米が売れない」と嘆きつつ、経営を維持するための苦しい決断を迫られている。政府の政策に翻弄される中、消費者の厳しい視線も集まる。果たして、この米騒動の行く先はどこに向かうのか。市場の動向から目が離せない。