ローソンが政府から仕入れた備蓄米を全国展開することを発表し、注目を集めている。1kgあたり360円、2kgで700円という価格設定で、消費者にとって手ごろな選択肢となる。これは、政府が設定した販売価格の目安である5kgあたり2000円を下回る水準であり、ローソンの武マ佐信社長は、同社のロジスティクスの強みを活かした結果であると説明している。
全国展開は関東地域から始まり、約1週間内に全国の店舗へと広がる予定。最短3日で店舗に並ぶ見込みだが、各店舗への入荷数は30から40袋程度に制限される。また、ローソンは新たな価値提案として「ビンテージ米」も計画しており、消費者の印象改善を図る意向を示している。
この備蓄米の販売は、特に災害時における需要を意識したものであり、多くの消費者がその味を試したいと考えている。1kg単位での販売は試しやすく、消費者の関心を集めている。しかし、各店舗の在庫状況や購入方法に関する懸念も浮上しており、売り切れの可能性が高いとの声もある。
ローソンの取り組みは、災害時の備蓄米の流通に対する新たなモデルを示すものであり、注目されるべき動きである。消費者は、いかにしてこの備蓄米を手に入れるかに関心を寄せており、今後の展開が期待される。