ロサンゼルス・ドジャースの佐々木朗希投手が、故障者リスト入りしたことに対する批判が高まっています。投手は5月10日にアリゾナ・ダイヤモンドバックス戦に先発登板し、右肩に異常を抱えながらも試合に出場。結果として5回途中で降板し、その後、右肩の診断を受けてIL登録となりました。MLB内では、複数のスカウトが昨オフシーズンから佐々木投手の投球に懸念を抱いていたとされ、その兆候が今の状況に繋がったと指摘されています。

特に問題視されているのは、佐々木投手が球団の首脳陣に対して体の異常を報告しなかったことです。彼は「投げ続けたい気持ちがあった」と説明していますが、早期の報告があれば適切な対応が可能だったと、ドジャースのデイブ・ロバーツ監督も語っています。元マーリンズの球団社長、デビッド・サムソン氏は、「選手が自分の体について真実を語らないことが最も苛立たしい」とし、佐々木投手の姿勢に疑問を呈しました。

佐々木投手は今シーズン、8試合に登板し、1勝、防御率4.72という成績を残していますが、故障による離脱が続いています。チームメイトとのコミュニケーションを大切にしながら、早期復帰に向けてリハビリに専念している様子も報じられています。ファンや関係者は、佐々木投手がこの苦しい経験から何を学び取るのか、今後の成長を期待しています。