元タレントの中居正広氏が、フジテレビが設置した第三者委員会の調査報告書に対して異議を唱え、法的措置を講じる可能性が浮上しています。報告書では、中居氏が元フジテレビアナウンサーの女性に対する重大な人権侵害を行ったと認定されており、彼はこれを否定する姿勢を見せています。

報告書が公表されてから約1ヶ月が経過した5月12日、中居氏は新たな弁護団を結成し、第三者委員会に対する反論を開始しました。弁護団は、中居氏が調査に応じたにもかかわらず、その内容が報告書にほとんど反映されていないと主張。また、加害の認定に関してもWHOの基準を引き合いに出し、その適用に疑問を呈しています。

社会からは「なぜ今更？」との声が多く上がり、反論のタイミングが遅すぎるとの批判も寄せられています。特に、中居氏が加害を認定された後に反論を行うことは、彼自身の名誉回復を目指す上で難しい状況にあると指摘されています。

また、報告書には、被害者女性が中居氏とのやり取りで心身に深刻な影響を受けたことが記されており、これに対する社会的な反発も強まっています。専門家は、中居氏の弁護士が彼の意見のみを聞いているため、裁判で勝つ見込みは低いと予想しています。

現在、中居氏は法廷での明確な説明を求められており、彼の今後の動向が注目されています。第三者委員会の報告書がもたらした影響は大きく、今後の展開が気になるところです。