「強い屈辱感や羞恥心をあたえる悪質な行為」東京五輪出場・空手の元日本代表の男に懲役3年の実刑判決 酒に酔って抵抗できない女性に性的暴行を加えケガをさせた罪 被告側は控訴する方針
東京五輪出場の空手元日本代表、西村健国被告に懲役3年の実刑判決が下された。これは、3年前に自宅で酒に酔った状態の女性に対して、性的暴行を加え、怪我を負わせたという凄惨な事件に関するものだ。大阪地裁は、無断で動画撮影を行うなど、被害者に強い屈辱感や羞恥心を与える悪質な行為を重視し、厳しい判断を下した。
検察は、西村被告に対し、懲役6年を求刑していたが、裁判では被告側が「抵抗できない状態ではなく、同意があった」と主張。しかし、裁判所はこの主張を退け、被害者の無力さと暴力の悪質性を認めた。判決後、西村被告は不服を申し立てる意向を示しており、控訴の行方が注目される。
この事件は、東京五輪の名誉を汚すだけでなく、社会全体に衝撃を与えている。特に、著名なスポーツ選手による犯罪が明るみに出たことで、スポーツ界の倫理や責任が問われる事態となっている。今後の展開に目が離せない。